故障した家電や古い家電製品でも、実は買取可能な場合があることをご存知でしょうか。
扇風機や電子レンジなど、一見価値がなさそうな家電でも、部品取りや修理用パーツとして需要があります。特に日本製の高品質家電は、海外での人気が高く思わぬ買取価格がつくことも。壊れた家電買取サービスを利用すれば、廃棄費用をかけずに処分でき、環境にも優しい選択となります。
ただし、すべての故障品が買取対象になるわけではないため、事前の確認が重要になってきます。
※事実と異なる誤認情報がみつかりましたら「お問い合わせ」までご連絡ください。
壊れた家電でも買取可能な理由と市場価値
壊れた家電に買取価値がある理由は複数あります。まず、修理用パーツとしての需要が挙げられるでしょう。特に製造中止になった機種では、部品の希少性が高まり高値で取引されています。
また、金属類の回収目的もあり、銅線やアルミニウムなどの有価金属が含まれる家電は、スクラップとしても価値があります。海外輸出向けの需要も見逃せません。日本製家電の品質は世界的に評価が高く、現地で修理して再販される場合が多いのです。
リサイクル業者にとっても、適切に分解すれば様々な素材を回収できるため、一定の買取価格を提示できる背景があります。環境意識の高まりとともに、この市場は今後も拡大していくでしょう。
扇風機の買取相場と査定ポイント
故障した扇風機でも、意外に買取価格がつくケースがあります。特にダイソンやバルミューダなどの人気ブランド製品は、部品だけでも価値があるため査定額が期待できるでしょう。
羽根やモーターが故障していても、本体の状態や年式によって数百円から数千円の買取価格になることがあります。タワーファンやサーキュレーターなどの高機能扇風機は、修理需要が高いため買取価格も上がりやすい傾向にあります。査定では、外観の状態、製造年、ブランド、付属品の有無などがチェックされます。
リモコンや取扱説明書があると査定アップの要因となるため、一緒に持参しましょう。季節要因も影響し、夏前の時期には需要が高まり買取価格も上昇する傾向があります。
電子レンジなど調理家電の買取事情
電子レンジをはじめとする調理家電は、故障していても一定の買取需要があります。特にオーブンレンジや高機能電子レンジは、部品価値が高く修理業者からの需要も見込めるでしょう。
パナソニックや日立などの国内大手メーカー製品は、海外での人気も高く輸出向けの買取も活発です。故障の程度によって買取価格は変動しますが、完全に動かない状態でも金属部品やガラス皿などの価値があるため、ゼロ円査定になることは少ないといえます。
炊飯器やホットプレートなどの調理家電も同様で、ブランドや年式次第では思わぬ買取価格がつく場合があります。ただし、内部の損傷が激しい場合や、安全性に問題がある故障品は買取対象外となることもあるため注意が必要です。
家電買取店の選び方と査定の流れ
壊れた家電を売る際の業者選びは重要なポイントです。
まず、故障品買取に対応している業者を選ぶ必要があります。一般的なリサイクルショップでは故障品を取り扱わない場合が多いため、専門の買取業者や出張買取サービスを利用するのが効率的でしょう。査定前には、故障の状況を正確に伝えることが大切です。
電源が入らない、一部機能が使えない、異音がするなど、具体的な症状を説明しましょう。複数の業者で相見積もりを取ることで、最適な買取価格を見つけられます。出張査定を利用する場合は、運搬の手間が省けるメリットがある一方、キャンセル料が発生する場合もあるため事前に確認が必要です。
買取成立後は、個人情報の消去も忘れずに行いましょう。
買取価格を上げるための準備とコツ
壊れた家電でも買取価格を最大化するための準備があります。
まず、清掃は基本中の基本で、外観をきれいにするだけで査定員の印象が大きく変わるでしょう。取扱説明書や保証書、付属品があれば必ず一緒に持参することが重要です。故障の原因が分かっている場合は、正直に伝えることで適正な査定を受けられます。
複数台まとめて売ることで、買取業者側の手間が減り、まとめ売りボーナスが期待できる場合もあります。買取時期も価格に影響し、新生活シーズンや引っ越しシーズンには需要が高まる傾向があります。また、買取強化キャンペーンを実施している業者を選ぶことで、通常より高い査定額を得られる可能性が高まります。
事前に複数業者の買取実績や口コミを調べ、信頼できる業者を選ぶことも大切なポイントです。
不用品別買取方法
記事監修＆著者プロフィール
西村 結衣（にしむら ゆい）
ファイナンシャルプランナー(2級)
